ぼくは図書館とラジオが好き

 今からブログを本格始動します。
 と言っても、書くことはミクシィでやっていた頃とたぶん変わらないのだが、こちらで初めてお会いする方もおられるだろうから、一回目は自己紹介も兼ね、ふだんあまりやらない身辺雑記にしてみようと思う。
 とりあえず朝は六時に起きて仕事に向かう。朝食は長らく食べない派だったけれども、今は、百円ショップで売っている青汁の素を牛乳に溶かしたもの(レンジで二分半くらい温める)とダノンビオをいただくことにしている。禁煙をした頃に、新陳代謝が悪くなって、それの対策として導入した結果定着したものだ。
 渋谷まで電車で行ったあと、バス二本を乗り継いで職場のあるお台場まで。一本目の渋谷−大門(浜松町)間のバスには、慶應幼稚舎の子供たちが多数乗って来るのだが、やはり育ちがいいのか、極端に乱れたり粗相をするのを見たことがなくて、大したものだと思う。私が子供の頃、バスなんか乗ったら三回に一度は気持ち悪くなったものだが。
 渋谷から座れる場合も多いが、少なくとも広尾で子供たちが大量下車したタイミングで確実に座れるので、そこで日経と日経流通新聞を読む。その後20分くらいあるので結構まともに読める。ちなみに、私がお気に入りの日経の連載は、月曜の「私の課長時代」と、水曜の「200年企業」と、市況欄に時々載る「〜のイロハ」というビギナーズ・ガイドのコーナー。何かまあ、小ネタばかり一生懸命見てるわけで、長い時間かけている割には、日経からするといい読者ではない気がする。『ワールド・ビジネス・サテライト』でも、一番好きなのは「トレたま」だったりするし。
 浜松町からお台場までの二本目のバスは、夏なんかは人間観察として面白い。お台場は、働きに来ている人と遊びで来ている人のアティチュードがくっきり分かれるから。いつだったか、家族連れでおじいちゃんに席を譲らないのを見て孫が「ねえ、どうして譲らないのかな?」とか言ってやがったけれども、「お言葉ですがお坊ちゃん、我々は仕事で来てるんでごぜえやす、ついさっき譲らないまま降りたその人だって、その前まで私といっしょに12時間勤務をしたあとですぜ」と滔々と語ってやろうかと思ったが、語るにはやや疲れ過ぎていて実行には至らなかった。そんな帰り道。

 で、仕事を終えて地元に戻ると19時。ここで寄るのは図書館。帰り道で読んだ本を返却し、新しい本を受け取る。
 つい最近まで知らなかったのだが、図書館というのは。置いてある本だけではなく、管轄区内の他の図書館からいろいろお取り寄せができるんですね。なので、例えば、日曜の日経の書評欄で見た本を読もうと思ったら、大概一ヶ月くらい待てば読める。そんなことも知らなかったのか、とバカにされても仕方がないが、子供の頃は母親が小学校教諭で、職員室に出入りの本屋が持って来る「これから出る本」という小冊子を見て、欲しい本を紙に書いて渡すと本屋さんが持って来てくれる、というシステムだったことの流れで。本というのは、書店に注文して買うか、高い本の場合は古本屋で出て来るのをしばらく待つ、というスタイルだったため、図書館という発想がほとんどなかった。このせいでずいぶん読み逃した本があると思うのだが、まあこれから取り返そうと思う。

 家に着くと20時で、FMを聴きながら夕食。
 今一番好きなラジオ番組は「AOR」。これは以前は東京では放送していなくて、実家の青森ではネットしていたため、帰省時の愉しみだったのだが、去年の四月から東京FMでもネットされた。何がいいかって言うとJ−Popがあまりかからないところ……だったのだが、東京ネット&時間増に伴い、結構J−Popの比率が増えた。
 いや、もちろん日本のポップ・ミュージックにも素晴らしいものはたくさんあって大好きなのだが、私はこの番組、「洋楽聴こう!」って待ち構えて聴いていたので、そこでJ−Pop、それも好みでないやつがかかるとかなりがっかりする。
 しかし、それでもかなり健闘している方で、なるべくUSBラジオで予約録音して、良かった曲は手帳につけたり、ユーチューブで探して繰り返し聴いたりしている。
 ただ、この番組の選曲は、本当なら、クルマで聴くのが一番いい。クルマ通勤をされてる方には本当におすすめだ。

 「AOR」を聴きながらの夕食で一番多いのはマグロのやまかけ。これは何がいいかって言うと、日本酒に合うのはもちろん、安いマグロでも何とかなるから。

 そんな具合で夜も更ける。恋人との電話を終え、お酒を飲みながらもう一度読書タイムなのだが、ここではもう難しい本を読むのは無理。私の場合は日本プロ野球と戦後政治史のファンなので、野球選手か政治家の自叙伝を読む、というのが一番和む。これがどうして和むのかはまたいずれ。

 さて、一応自己紹介をさせていただいたということで、次回からはミクシィ時代と同様、自分のことを書くのはやめて、何かもうちょっと書き甲斐のあることを追求して行くので、もしよかったらひとつよろしく。