2013年度ベスト・アルバム(序章)

●年度替わりということで、昨年度のベスト・アルバムを選んでみます。
 年度末じゃなく、普通に年末にやればいい気もして、特にこのサイトのことを知った時には、その締め切りに間に合うように年末やろうかな、と心が動きかけたのだけど……その、「音楽オタク」ってコトバが単純にイヤで(苦笑)、「そ、そんな、人のことをダサイ奴みたいに呼ばないでくれ。せめて『音楽マニア』とかにしといてくれないか」って気持ちになってしまったので。やっぱり年末はやめて、より「聴き逃がし」の少ないタイミングとなる年度末にしました。
 でもまあ、やっぱり「年間ベストテンを選ぶ」とかいうアティチュードは、おたくとか言われても仕方ないよな。ということで長年、ベストテン選びはやめていましたが、昨年復活した理由はこちらに書いた通り。もう少し付け加えると、今年44歳の私と同世代でかつて音楽好きだった人たちでも、今は時間が取れなくて年間ベストテンを選ぶほど音楽を聴くことができない、というお話もよくうかがうので、せめて自分だけでも、エントロピーに抗えるうちは抗っときたいな、というところもあります。それこそ、ダサイくらい我慢しろ。ってやつでしょうか。
 クラブの取り締まりも相変わらず厳しいというし、ヘッドフォンで音楽を聴く人への世間の風当たりはやはり厳しく、電車は仕方ないとして、皇居で走る時にも音楽聴いちゃいけないっていうし(※1)、家じゃ家族もいる。となると、音楽を聴けるシチュエーションはほとんどゼロになってしまう。そんな中をかいくぐって聴いた音楽の記録。ということでひとつ。

●と、序文を書き終わったのはいいのですが、いざ盤を選んでみると、ベストテンに選びたい作品が10まで絞れないうちに、日曜の23時過ぎを迎えてしまいました(泣)。なので続きは次の週末へ。引っ張るほどのことでもないんですが、何卒お許しを。では次週また。

(※1)千代田区観光協会のマナー集によるとそうらしい。私は帰宅ランでどうしても皇居通るんだけど、もし誰かに実際に「ヘッドフォン外せ」って言われたら、今後は皇居を避けて走ろうと思っています(幸い、まだそんな目には遭っていませんが)。どうしてもランナーから音楽を取り上げないと気が済まない人たちが一定数いるようなので、自衛策として、音楽好きランナーの皆さん向けに書いてみますが。そうした人たちに攻撃材料を与えないためには、最低限事故なく走ることが何よりですので、ひとまず「振り返り」はマメにしましょう。それだけでほとんどの接触事故は避けられるはずです。他にも必要な部分がありましたらご教示の程ひとつ。
 想像するに、音楽ファンでランナーの皆さんは、私のように常にひとりで走るランナーが多く(みんなで走ってたら音楽聴けないものね)、そうすると何かのラン団体に加入している割合も少ないので、その声を世の中に伝える機会も少なくなり、結果としてマイノリティの主張になるのかと思われますので、何とかその声を集める手段がないものかと思っています。